前回ご紹介したZEH補助金に加え、平成30年度よりZEH+(ゼッチプラス)が新たに新設されます。
今回はZEH+補助金の概要と、ZEH補助金との違いについてまとめます。
ZEH+とは?
ZEH+(ゼッチプラス)は、従来のZEHに加えて平成30年度から新たな枠組みとして設けられる補助金です。
ZEHは平成30年度からは環境省が主体となり、「ZEH化等による住宅における低炭素化促進事業(経産省、国交省と連携)」として経済産業省が実施してきたZEH支援事業を引き継ぐとともに、新たに集合住宅も対象に加えた拡充を行なっていきます。
一方、ZEH+は経済産業省による太陽光発電エネルギーの自家消費拡大を目指したものであり、ZEH補助金よりさらなる省エネ性と断熱性、そして住宅のエネルギーを管理するHEMSの設置と各機器のHEMSへの対応、電気自動車への接続を求めています。
ZEH+とZEHの違いは?
ZEH+とZEHの補助金学の違いをまとめてみました。ZEH+の方が補助金要件が厳しいため、補助金の受給額は大きくなっています。
ZEHに関しては、こちらの記事でも解説しております。
ZEH+の補助金要件
ZEH+の補助金要件を以下にまとめました。
1. 基準一次エネルギー消費量から25%以上の一次エネルギー消費量の削減
→ZEH基準である20%から、さらに5%以上のエネルギー消費量の削減が必要
2. 次の3要素のうち2要素以上を採用
2.1 更なる強化外皮基準(例:東京6地域では、UA値≦0.5[W/㎡k])
→ZEH基準であるUA値=0.6から、更なる強化外皮基準が必要
2.2 発電量の把握や、住宅内の冷暖房設備や給湯設備*3が制御可能なHEMSを設置のこと。
→ZEHでは必須要件ではなかったHEMSが要件化。
2.3 電気自動車への充電設備、または充放電可能な電気自動車パワコンの設置
→電気自動車への充電用コンセント、V2H*4システムの導入などが必要
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まとめ
ZEH+(ゼッチプラス)補助金の概要と、従来のZEH補助金との違いについてまとめてみました。
従来のZEH補助金の金額が下がってきましたが、HEMSや電気自動車の導入を考えている方はZEH+を見据えてみてはいかがでしょうか。
*1:上限30万円または補助対象経費の1/3のいずれか低い額
*2:上限45万円または補助対象経費の1/3のいずれか低い額
*3:これらの機器はECHONET Lite AIF認証が必須
*4:Vehicle to Homeの略称で、電気自動車の電源を住宅に供給すること
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