ITP2.0はアフィリエイトに影響する?対策は必要?

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2018年6月7日にAppleより発表されたITP2.0がアフィリエイトにどう影響するのかについて調べました。

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ITPとは?

ITPとは、“Inteligent Tracking Prevention”の略で、Apple社が規定した広告トラッキング対策の規格です。

 

簡単に言えば、ブラウザでのユーザの行動追跡が抑制される機能で、アフィリエイターにとって大きな影響を与えると言われています。

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ITPがアフィリエイターにとって脅威な理由

詳しく説明していきます。

 

アフィリエイトでは、サイトに貼ったリンク(広告)を経由してサービスに誘導します。

ユーザがサービスを契約した場合に、その広告を貼った誘導サイトに対してキックバックが支払われるのがアフィリエイトの仕組みです。

ちなみにこの誘導サイトが追跡できるのは、Cookieという仕組みを使っているためです。

 

しかし、ブラウザのユーザ行動追跡が抑制されてしまうと、どのサイトからサービスにたどり着いたのかが分からないため、誘導サイトに対するキックバックを支払うことができなくなります。

そのため、iPhone経由でのアフィリエイトは収入が激減することが危惧されています。

 

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ITP2.0の改定内容

2018年6月4日発表されたITP2.0では、ITP1.0から以下の点が強化されます。

Point

・第三者Cookieが即時破棄(1.0では24時間保持)
・Storage Access APIによるCookieに情報の管理
・ユーザが承認した場合のみ、Cookieに情報を格納できる
・30日間承認がない場合は、Cookie情報やウェブサイトデータは破棄
・リダイレクトによる追跡は第三者トラッキングとみなされ、データは破棄される

 

簡単にまとめてしまえば、第三者Cookieを使った広告ではアフィリエイトが報酬が発生しなくなる可能性が高いです。

ファーストパーティCookieを使ったものに変更していく必要があります。

しかし、ファーストパーティCookieの量が増えると、サイトの負荷増大にも繋がるため、サイトの速度にも影響しそうです。

 

アフィリエイターはどう対応すべきか?

大手ブロガーのクロネコ屋さんは、以下のように対応策を述べています。

Point

・ユーザをファンにする
・有料ノートやオンラインサロンなど、ダイレクトな販売する
・AdSense比率を増やす

詳しい内容については、クロネコ屋さんの記事を参照ください。

https://moonpower2020.net/2018/09/05/ringohuzakero/

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ITPに対応したASPを選択しよう!

ITP2.0では第三者Cookieに対する制約は厳しくなりましたが、これまでファーストパーティCookieを利用した形式に変更しているASPでは、それほど影響は大きくないと考えられます。

 

ちなみに最大手ASPである「A8.net」は、第三者CookieではなくファーストパーティのCookieによる、ITPの影響を受けない方式でのトラッキングに対応済みです。ただし、ITPに対応していない案件もあるため、ITP対応マークが入っていることを確認しましょう。

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まだA8.netに登録していない方は、ぜひ登録しておきましょう。

まとめ

Apple社が発表したITP2.0の内容とアフィリエイターへの影響についてご紹介しました。

ASPや案件をしっかり選べば当面の影響は最小に抑えられると思いますが、今後もこういった対応は進んでいく可能性はありそうです。

 

大手ASPがITP2.0に対応済みがどうか、以下記事でご紹介していますので、あわせて読んでおきましょう。

各ASPのITP2.0の対応状況まとめ
いよいよITP2.0に対応したiOSがリリースされました。 以前の記事で、ITP2.0がアフィリエイトにどう影響するのかを書きましたが、今回は有名なASPのITPへの対応状況について調べました。 更新 2018/9/29に更新しました。
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