シェアハウスへの不適切な融資が連日報道されているスルガ銀行ですが、不正融資の総額は１兆円を超える、経営陣のトップが辞任するなど連日ニュースで取りざたされています。
これらの報道により株価は暴落していますが、「実はこれって買いなんじゃない？」と思ったので過去の事例やニュースなどを元に調べてみました。
スルガ銀行の問題とは？
8/21に日経新聞により、以下報道がされました。
・審査資料の改ざんなど不適切な融資が１兆円規模にのぼる
・地銀の中で突出して高い収益率を誇っていたが、過剰なノルマが不適切な風刺を誘発した
・スルガ銀行の融資総額は3兆1500億円で、投資用不動産融資は約2兆円
この問題により、スルガ銀行の会長や社長ら取締役五人が9/7に辞任しています。
株価への影響
不適切融資が明るみに出たことで、株価はストップ安を記録しています。
また、米運用会社の日本法人である「ブラックロック・ジャパン」や英大手運用会社「ベイリー・ギフォード・アンド・カンパニー」らは、保有数スルガ銀行の株を売却しています。
・8/22にストップ安を記録（770円→620円）
・世界の運用会社がスルガ銀行の株式を売却
・9/10現在、570円を記録（600円台まで好転することもあり）
ちなみに、スルガ銀行株の最小購入数は100株のため、6万円あれば購入できてしまいます。今すぐ、株式投資を始めたいのであれば、オンライン口座でも最も選ばれている「SBI証券」がオススメです。
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今後のスルガ銀行の株価はどうなる？
一時は3,000円近くあったスルガ銀行の株価が、約20%まで下落している点から考えると、投資のチャンスとも見えます。実際、JPモルガンは目標株価を620円に修正していますが、この株価は現在よりも十分高い金額です。つまり、スルガ銀行の株価は、必要以上に売り込まれている可能性があるのです。
また、個人的にはスルガ銀行の経営陣の一掃により、報じられているパワハラ体制は大きく変わると思います。以前のような高い収益力は低下しますが、堅実な貸付を続けることで長期的には回復する見込みがあると考えられます。
一方で、追加損失や他地銀との統合の可能性も十分あります。最悪、購入した株式が紙切れになってしまう場合もありますので、株式投資は自己責任で行なってください。ちなみに、過去破綻した銀行はこんなにもあります。
・北海道拓殖銀行(1997年11月に経営破綻)
・日本長期信用銀行(1998年10月 特別公的管理・国有化)
・日本債券信用銀行（1998年12月に経営破綻）
・国民銀行
・幸福銀行
・東京相和銀行
・なみはや銀行（1999年8月経営破綻）
・石川銀行
・中部銀行
・足利銀行
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