各自治体で発行できるマイナンバーカードを持っていると、住民票や戸籍証明書をコンビニなどで発行することができます。
今回は、戸籍証明書をコンビニでの取得方法と注意点をご紹介します。
戸籍証明書=戸籍抄本・謄本?
コンビニで発行する場合、「戸籍証明書」という項目になっています。
この戸籍証明書は、戸籍をコンピュータ化した自治体が発行する証明書で、従来の紙戸籍で発行していた戸籍謄本・抄本と同じものです。
また、ややこしいですが、戸籍謄本と戸籍抄本との関係は以下の通りとなっています。
→戸籍に記載してある全員分の証明
・戸籍抄本 = 戸籍個人事項証明書
→戸籍に記載してある方のうち、一部の方の証明
パスポートの発行などでは、自分の戸籍抄本さえあれば大丈夫!
マイナンバーカードによる戸籍証明書の取得方法
マイナンバーカードによる戸籍証明書の取得方法を、かんたんにご紹介します。
- ①コンビニでマルチコピー機などの「キオスク端末」から、「証明書交付サービス(コンビニ交付)」を選択
- ②マイナンバーカードをキオスク端末のカード置き場で読み取る
- ③「お住いの市区町村の証明書」または「他市区町村の証明書」のいずれかを選択
※後述しますが、本籍地と住民票住所が同一である場合は、前者が選択できます。そうでない場合は、事前登録が必要となります。 - ④暗証番号を入力し、マイナンバーカードを取り外す
※暗証番号はマイナンバーカード作成時に設定した暗証番号です。 - ⑤本籍地の地域→都道府県→市区町村を順番に選択
- ⑥「戸籍証明書」を選択し、部数を入力
- ⑦発行内容を確認し、料金支払い後、証明書が印刷されます。
詳しくはこちらのサイトに手順が記載されています。
マイナンバーカードによる取得時の注意点
対応時間は意外と短い
行政によって異なりますが、戸籍証明書の発行ができる時間は比較的短いです。
例えば、横浜市の場合は平日の午前9時~午後5時までです。
市区町村によっては、午前7:30から午後7時まで利用できる場合があるので、戸籍がある行政での対応時間を確認しておきましょう。
本籍地と住民票が同じ市区町村か?
マイナンバーカードで戸籍証明書を発行する場合に、市内に住民票、本籍があると制限がある行政が多いです。
例えば、横浜市に本籍があり、川崎に住民票がある場合、コンビニで戸籍証明書を発行することはできません。
コンビニで戸籍証明書を発行するためには、転籍届により川崎市に転籍した上で利用する必要があります。
本籍地の調べ方はこちらの記事を参考にしてね。
また、事前に本籍地の市区町村に戸籍に関する証明書の利用登録を行っておくことで、本籍地と住民票が異なる場合でも発行することができます。
利用登録申請は同じくコンビニやカードリーダーがあれば自宅からできますので、本籍地を変更したくない場合はこの方法でご利用ください。
まとめ
本籍地の調べ方についてご紹介しました。
マイナンバーカードがあれば、住民票の写しを発行して本籍地を確認することが、簡単で早いと思います。
本籍地は戸籍証明書を発行する時に知っておく必要があるので、忘れずに覚えておきましょう。
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