パスポート取得や婚姻届の提出時には戸籍証明書(抄本・謄本)が必要になりますが、戸籍証明書は本籍地の市区町村でのみ発行ができます。
今回は、戸籍証明書を取得する際に知っておくべき、本籍地の調べ方についてご紹介します。
本籍地とは?
本籍地とは、戸籍が保管さえている市区町村を指し、運転免許証*1やパスポートなどに記載されている現住所とは異なります。
本籍地は、転籍届や結婚などの戸籍編成の際に好きな場所(皇居、竹島なども本籍にできます)に自由変更できます。
住民票がある市区町村役所に戸籍証明書を発行しに行っても、本籍地が違う場合は戸籍証明書を発行できないため、注意が必要です。
本籍地の調べ方
親族に確認する
自身で本籍地を転籍していない場合は、実家や出生場所が本籍地になっていることが多いです。
そのため、自分の両親などの親族に確認するのが最も早い方法かもしれません。
また、結婚している方は婚姻届の提出時に本籍を記入しているため、パートナーの方に確認してみましょう。
まずは親に聞いてみるのが、手っ取り早いかもね。
警察署で運転免許証を使って調べる
2009年ごろから運転免許証にICチップが導入されており、警察署や免許試験場、免許センターに設置してある「IC免許証記載内容確認装置」を使って確認することができます。
なお、暗証番号を忘れた場合は、免許証を持参して警察署窓口または免許証更新センター窓口に行くと教えてもらえます。
暗証番号がロックされた場合も同様の窓口で解除できるよ。
運転免許証をスマホアプリで読込む
スマホアプリでも運転免許証の情報を読込むアプリがあります。
ただし、スマホがNFCに対応している必要がありますのでご注意ください。
なお確認できたのはAndroid版のみで、以前はあったiOS版は見つかりませんでした。
他にも運転免許証を自宅で読み込むためには、カードリーダーがあると便利かもしれません。
住民票で調べる
住民票には本籍地の記載があるため、現住所を登録している市区町村の役所で住民票を請求する方法です。
住民票の写しを発行する際には、本籍地と筆頭者を記載するか選択する欄がありますので、「記載する」を選んでください。ただし、住民票の写しは有料ですのでご注意ください。
マイナンバーカードがあれば、住民票の写しはコンビニなどでも簡単に取得できるよ。
ほとんどの市区町村でサービスが対応され始めていますが、まだサービスが対応していない行政もありますので、住民票がある役所の対応状況を確認しておきましょう。
まとめ
本籍地の調べ方についてご紹介しました。
マイナンバーカードがあれば、住民票の写しを発行して本籍地を確認することが、簡単で早いと思います。
本籍地は戸籍証明書を発行する時に知っておく必要があるので、忘れずに覚えておきましょう。
*1:昔の運転免許証には、本籍地も記載されていました。
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