JavaをWindowsにインストールしたけど、うまく動かないな・・・
何か設定が必要なのかな?
Windowsだと環境変数は設定してみた?
インストールした後に、自分で環境変数を設定する必要があるよ。
環境変数をいじったことがない方向けに、
- 環境変数の設定方法
- 設定できたかの確認方法
- うまくいかない場合の対処方法
をご紹介します。
今回は、Javaインストール時の環境変数の設定方法や確認方法についてご紹介します。
Javaインストールに必要なこと
JavaをWindowsにインストールするには、次の手順で行います。
- Javaインストーラをダウンロード
- Javaインストール(ファイル展開)
- 環境変数の設定
Java自体は無償で提供されているものが多いよ。
最近まではOracleが広く普及していたけど、2019年より商用利用が有償化されちゃったんだよね。だから、Amazon CorrettoやAdoptOpenJDKをインストールし直す人も多いんじゃないかな。
Oracleが有償になったとは言え、Javaランタイムを使わざるをえない状況は多いかと思います。
また、Javaはインストーラ形式(.msiなど)でのインストールだけでなく、zipなどの圧縮ファイルをProgram Filesなどのフォルダに展開するだけの場合もあります。
環境変数とは?
環境変数とは、WIndows OSが持つファイルパスなどの情報を他のプログラムでも共有できる仕組みです。
環境変数を設定することで、プログラムの呼び出しが簡単にできるようになるなど、プログラムの実行が便利になります。
Javaの場合は色々なプログラムで使われるので、どんなプログラムからでも呼び出しができるように設定するよ。
環境変数の中身自体は、インストール先のパス(住所)を設定しています。
Javaの場合も、Javaのインストール先のパスを設定しておくことで他のプログラムからでもJavaが呼び出せます。他のプログラムがJavaと同じフォルダになくても、Javaが呼び出せるのです。
環境変数の設定方法
Javaをインストールした後は、次の2つの環境変数を設定する必要があります。
- JAVA_HOME
- Path
Pathは設定必須だけど、JAVA_HOMEはなくても大丈夫なケースもあるみたい。とは言え、設定しておいた方がいいと思うよ。
環境変数は以下の手順で設定します。
- 「コントローラパネル」→「システム」→「システムの詳細設定」を選択
- 「システムのプロパティ」が開いたら、「環境変数」をクリック
- JAVA_HOMEの新規追加
- システム環境変数の「新規」をクリック
- 変数名と変数値を入力して「OK」をクリック
- 変数名:JAVA_HOME
- 変数値:インストール先のディレクトリパス(例:C:¥Program Files¥Java¥jre8)
- Pathの編集追加
- システム環境変数の「Path」を選択し、「編集」をクリック
- 「環境変数名の編集」で「新規」をクリック
- 入力欄に「%JAVA_HOME%¥bin¥」と入力して「OK」をクリック
環境変数の確認
環境変数がきちんと設定できたかどうかは、コマンドプロンプトを使って確認しましょう。
- 「コマンドプロンプト」を起動(Windows + R →cmdと入力してEnter)
- java -version と入力して実行
- Javaのバージョンが返ってきたら成功
Javaのバージョンが表示されれば、設定は以上となります。
もし「’java’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」と表示される場合は、次の内容を確認してください。
環境変数の反映がうまくいかない場合
環境変数の設定がうまくいかない場合、コマンドプロンプトでは次のメッセージが表示されます。
’java’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
環境変数の変数値を確認する
環境変数の設定内容に間違えがないか確認します。
特に、JAVA_HOMEのスペルにミスがないか、¥が抜けていないか、余分なスペースがないかを確認してみてください。
Windowsを再起動する
環境変数の反映のタイミングが遅い場合は、Windows再起動で反映される場合があります。
何回か再起動しているうちに、環境変数の設定が反映された場合もあるよ。
コマンドプロンプトを管理者権限で実行する
コマンドプロンプトを管理者権限で実行することで、システム環境変数を読み込める場合があります。
Windowsメニューからコマンドプロンプトを検索し、右クリックから「管理者権限で実行」を洗濯してね。現在のログインユーザがアドミニストレータでない場合は、管理者権限のユーザ名とパスワードの入力が必要になるよ。
コマンドプロンプトのディレクトリをJAVA_HOMEパスに移動する
Java自体がきちんとインストールされているかを確かめるためにも、コマンドプロンプトのディレクトリをJavaファイルをおいたディレクトリに移動してみます。
コマンドプロンプトで「cd ディレクトリパス(C:¥Program Files¥Java¥jre8など)」で移動できます。
ここでもう一度「java -version」を実行し、バージョンが読み込まれるか確認しましょう。
これで、バージョンが表示される場合は、Java自体はきちんとインストールされているから、問題は環境変数の設定ということになるね・・・
ユーザ環境変数にも追加する
システム環境変数だけでなく、ユーザ環境変数にもJAVA_HOMEを追加してみましょう。
ユーザ環境変数の方がシステム環境変数よりも優先されて設定されます。
まとめ
今回はJavaをインストール際の環境変数がきちんと設定されない場合の対処方法についてご紹介しました。
Javaのインストールや環境変数の設定がうまくいかない方はぜひ試してみてください。
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