コロナ禍で在宅勤務が多くなったから、定期券を使う機会が減っちゃったんだよね。週に何日出社すると定期券の方が得になるのかな?
定期券の割引率は定期期間や鉄道会社によって異なるよ。
何日出勤するとお得になるのか、定期期間と関東の主要な鉄道会社別にずばり回答するよ!
今回は、通勤定期の方がお得になる出社回数について鉄道会社別に調べた結果をご紹介します。
定期券の割引率は期間と鉄道会社によって変わる
定期券には1か月、3か月、6か月の3種類があります。
どの鉄道会社でも定期券の期間が長い方がより割引率が高くなるように設定されています。
例:東京~横浜(JR東海道線)の定期:往復960円
定期期間 | 定期代金 | 割引率 |
1ヶ月 | 14,170円 | 50.8% |
3ヶ月 | 40,370円 | 53.3% |
6ヶ月 | 67,980円 | 60.7% |
※割引率は1か月30日間の往復運賃を基準としています。
JRの場合、6ヶ月定期は1ヶ月定期よりも10%もお得になるんだね!もし、長期間必要な場合は、6ヶ月定期を購入しておいた方が良いね!
ただし、定期券の割引率は鉄道会社によって異なります。
一般的には私鉄よりもJRの方が定期券の割引率が高いよ。
例:武蔵小杉~渋谷
JR横須賀線の場合:往復616円
定期期間 | 定期代金 | 割引率 |
1ヶ月 | 9,220円 | 50.1% |
3ヶ月 | 26,290円 | 52.6% |
6ヶ月 | 44,260円 | 60.1% |
東急東横線の場合:往復398円
定期期間 | 定期代金 | 割引率 |
1ヶ月 | 7,530円 | 36.9% |
3ヶ月 | 21,470円 | 40.1% |
6ヶ月 | 40,670円 | 43.2% |
6か月定期の場合、JR定期券の割引率は60%と私鉄と比べてもかなり高いね。それに比べて私鉄は6ヶ月定期券でも割引率は43%だし、6ヶ月定期にしても割引率は6%くらいしか上がらないんだね・・・私鉄の場合は、夏休みなどの長期休暇を挟むなら6ヶ月定期にしない方がお得かもね。
ただし、私鉄の場合は元の運賃が安いから、同じ区間の場合は私鉄の方が安くなっているよ。
何日使うと定期券を買わない方がお得なのか?
定期券と購入するボーダーラインについて各鉄道会社ごとにご紹介します。
ボーダーラインは1ヶ月で何日あたり出勤するか(日/月)で計算しています。例えば、週3回出社する人なら月に12回出社と置き換えてください。
JRの場合
JRの場合は、1か月の出社日数が12日よりも短い場合は定期券を買わない方がお得です。
つまり週に2日以下しか出社しない人は定期券は使わない方がお得なんだね。
横浜~東京(JR東海道線)の定期:往復960円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 14,170円 | 14.8日/月 |
3ヶ月 | 40,370円 | 14.0日/月 |
6ヶ月 | 67,980円 | 11.8日/月 |
横浜~渋谷(JR湘南新宿線)の定期:往復792円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 11,850円 | 15.0日/月 |
3ヶ月 | 33,790円 | 14.2日/月 |
6ヶ月 | 56,910円 | 12.0日/月 |
渋谷~新宿(JR山手線)の定期:往復314円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 4,940円 | 15.7日/月 |
3ヶ月 | 14,090円 | 15.0日/月 |
6ヶ月 | 23,710円 | 12.6日/月 |
私鉄の場合
私鉄の場合は鉄道会社によりまちまちですが、1か月の出社日数が16日よりも短い場合は定期券を買わない方がお得です。
つまり週に3日以下しか出社しない人は定期券は使わない方がお得なんだね。
東急線
横浜~渋谷(東急東横線)の定期:往復544円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 10,110円 | 18.6日/月 |
3ヶ月 | 28,820円 | 17.7日/月 |
6ヶ月 | 54,600円 | 16.7日/月 |
溝の口~渋谷(東急田園都市線)の定期:往復440円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 8,290円 | 18.8日/月 |
3ヶ月 | 23,630円 | 17.9日/月 |
6ヶ月 | 44,770円 | 17.0日/月 |
相鉄線
横浜~海老名(相鉄線)の定期:往復628円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 10,110円 | 18.6日/月 |
3ヶ月 | 28,820円 | 17.7日/月 |
6ヶ月 | 54,600円 | 16.7日/月 |
京浜急行
横浜~品川(京浜急行)の定期:往復606円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 11,800円 | 19.5日/月 |
3ヶ月 | 33,630円 | 18.5日/月 |
6ヶ月 | 63,720円 | 17.5日/月 |
小田急
登戸~新宿(小田急線)の定期:往復502円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 9,270円 | 18.5日/月 |
3ヶ月 | 26,420円 | 17.5日/月 |
6ヶ月 | 50,060円 | 16.6日/月 |
東京メトロ
渋谷~押上(東京メトロ半蔵門線)の定期:往復484円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 8,780円 | 18.1日/月 |
3ヶ月 | 25,030円 | 17.2日/月 |
6ヶ月 | 47,420円 | 16.3日/月 |
京王
新宿~調布(京王線)の定期:往復484円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 8,990円 | 18.6日/月 |
3ヶ月 | 25,630円 | 17.7日/月 |
6ヶ月 | 48,550円 | 16.7日/月 |
京成
京成船橋~京成上野の定期:往復880円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 16,840円 | 19.1日/月 |
3ヶ月 | 48,000円 | 18.2日/月 |
6ヶ月 | 90,940円 | 17.2日/月 |
西武
西武新宿~田無の定期:往復544円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 10,280円 | 18.9日/月 |
3ヶ月 | 29,300円 | 18.0日/月 |
6ヶ月 | 55,520円 | 17.0日/月 |
東武
池袋~和光市の定期:往復502円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 10,010円 | 19.9日/月 |
3ヶ月 | 29,530円 | 19.6日/月 |
6ヶ月 | 54,060円 | 17.9日/月 |
横浜市営地下鉄
横浜~あざみ野(ブルーライン)の定期:往復670円
定期期間 | 定期代金 | 元が取れる日数 |
1ヶ月 | 13,020円 | 19.4日/月 |
3ヶ月 | 37,110円 | 18.5日/月 |
6ヶ月 | 70,310円 | 17.5日/月 |
定期券の払い戻しでいくら戻ってくる?
定期券を購入した後に在宅勤務が多くなった場合は、払い戻しをするとお得になる場合があります。
定期券の払い戻しルールは以下の通りです。
- 定期金額から使用日数と手数料がひかれる
- 使用開始直後7日以内は日割りでの払い戻しが可能
- 使用日数が7日を過ぎると月単位での払い戻しとなる
- 1ヶ月と1日の場合は、2ヶ月使用した扱いとなる
計算例
具体的に6ヶ月定期券を払い戻した場合の計算は以下の通りです。
- 6ヶ月定期を1か月+1日使用=6ヶ月定期料金ー1ヶ月定期料金×2-手数料
- 6ヶ月定期を3か月+1日使用=6ヶ月定期料金ー(3ヶ月定期料金+1ヶ月定期料金)-手数料
ただし、一部の鉄道会社では1か月未満でも日割り端子で払い戻しができるなど、計算方法が異なるので注意してね。
まとめ
今回は、通勤定期の方がお得になる出社回数について鉄道会社別に調べた結果をご紹介しました。
私はコロナによる在宅勤務命令にて、週3回の出社となりました。JRを使っているのでお得になるギリギリのボーダーラインです。私と同じ境遇で、私鉄を利用されていたり、長期休暇があることを考えると、定期券を買わない方がお得ということになります。
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