9/20に仮想通貨取引所「Zaif(ザイフ)」がハッキング被害により、仮想通貨約67億円相当が流出したと発表されました。
2018年1月にコインチェックが約580億円相当の仮想通貨が流出に続いて発生した事件ですが、仮想通貨市場への影響はどうなんでしょうか。
前回みたいに仮想通貨市場が大暴落しないか・・・
Zaifの運用状況とあわせて調べてみました。
Zaifとは?
今回の仮想通貨の流出被害を受けたZaifですが、ネット界隈での評判は相当悪かったようです。
Zaifデメリットまとめ
・アプリの操作性が悪い
・サーバが不安定(重くて注文が通らないことも)
・サポートが遅い
・本人確認の到着が遅い(2週間〜1ヶ月)
ちなみに主なZaifの問題について、時系列でまとめてみました。
Zaif騒動の経歴
・17年8月:サイトで502 Bad Gatewayが頻発
・17年10月:不具合でZaifトークンが数日間取引不可
・17年11月:ほぼ1日中取引ができないバグが発生
・17年12月14日〜18年1月26日:取引履歴CSVのダウンロード機能を1ヶ月以上停止
・18年1月:APIキーが漏洩して不正利用
・18年2月16日:TV CMを流すが不評
・18年2月18日:ビットコインを0円で購入できるバグが発生
・18年2月21日:成り行き注文を停止してサーバ改善を図るも、40万円以上下落してロスカットが大量発生
・18年3月8日:金融庁から業務改善命令(1回目)
・18年3月20日:資本金が減資
・18年5月15日:ビットコインキャッシュが増殖するバグ発生
・18年6月22日:金融庁から業務改善命令(2回目)
・18年7月2日:マイナス手数料終了とFX手数料有料化
・18年7月18日:スマホアプリの配信終了が決定
・18年7月25日:取引履歴ページが見られなくなる不具合発生
・18年8月9日:アフィリエイト報酬未払いに関するアナウンス
2度も業務改善命令を受けるなど、健全な経営が行えていないですね・・・
サーバも不安定だったので、コインチェック騒動の模倣犯に狙われた可能性が高いです。
流出した67億円は戻ってくる?
今回の事件は入出金用のホットウォレットという、仮想通貨の電子ウォレットクライアントが攻撃された模様です。
18年1月の「コインチェック」での仮想通貨「NEM」が約580億円相当流出しましたが、18年3月までに他の仮想通貨に交換されてしまったようです。
仮想通貨はブロックチェーンという取引情報がユーザ全てに分散して保存される技術を導入しており、不正流出には強いと言われていました。
しかし、NEM財団が盗まれたNEMにマークをつけて追跡していましたが、3/20に「追跡を打ち切った」と事実上の迷宮入り宣言。
流出したNEMを販売していたダークウェブ上のサイトでは、金正恩のコラ画像で”Thank you!!!”と挑発的な文章が出たことも話題になりましたね。
今回のZaifから流出した68億円もおそらく戻ってこないでしょう。コインチェックは買収も進んでおり、安全な取引所以外は淘汰され始めています。
仮想通貨市場への影響
今回の流出では、「ビットコイン」「モナコイン」「ビットコインキャッシュ」の3種類が流出しました。コインチェック騒動と比べると、10分の1の規模ですが、市場にはどのような影響を与えたのでしょうか。
まずあまりなじみのないモナコインのチャートを見ると、流出が明るみになったことで下落しているのが分かります。
一方で取引額が大きいビットコインのチャートを見ると、一時的に大きく下落しています。
しかし、強力な買い戻しにより、以前より高値をつけて推移しています。
●会話左
コインチェックの時に比べると、相場に与えた影響は小さいみたいだね。
仮想通貨を始めるなら安全な取引所で!
仮想通貨はちょっとやって見たいけど、コインチェックやZaifのようなところが多いんじゃ不安だよ・・・
仮想通貨を始めるなら、安心できる取引所を選ぶことが最も重要だね!
国内で最も安心できる仮想通貨取引所は、ズバリGMOコインでしょう。
GMOコインの特徴
・東証一部上場のGMOグループが運営
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まとめ
Zaifの仮想通貨約67億円総統の流出の内容、市場への影響についてまとめてみました。
今後もセキュリティ対策がずさんな取引所は、不正アクセスなどで狙われる可能性が十分あります。取引所を選ぶ際には、GMOコインなどセキュリティやサービスに力を入れている取引所を選んでおきましょう。
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