今回は、AWS Lambdaのメモリを増やして処理時間を短くする方法についてご紹介します。
AWS Lambdaとは?
AWS Lambda(以下、Lambdaのみ)は、AWSが提供するサーバーレスでプログラムを実行できる環境です。
AWSにはEC2(仮想サーバー)やECS(コンテナサービス)などのサーバーを使ったサービスがありますが、Lambdaはこれらと対極となるサーバーレスのサービスです。
サーバーレスのため、サーバーOSやアプリケーションサーバーなどのソフトウェアの準備やインスタンス起動などを実施する必要がありますが、Lambdaの場合はそのような準備をすることなく、簡単にプログラムを実行することができます。
Lambdaの詳細や他のサーバーサービスとの比較など、「Lambdaって何?」って方向けの記事を書いてみました。
Lambdaのメモリ割当量を変更するケース
Lambdaのメモリ割当量を変更するケースとしては、以下が挙げられます。
- 実行する関数のメモリが不足する場合
- 関数の処理が重く、Lambdaの起動時間上限(15分)を超える場合
- CPUパワーの増加により、処理時間が半分以下になる場合
Lambdaはメモリ割当量を増やすことで、比例してCPUパワーも比例して上がるようになっています。
Q: コンピューティングリソースはどのように AWS Lambda 関数に割り当てられるのですか?
AWS Lambda のリソースモデルでは、お客様が関数に必要なメモリ量を指定すると、それに比例した CPU パワーとその他のリソースが割り当てられます。例えば、256 MB のメモリを指定した場合に Lambda 関数に割り当てられる CPU パワーは、128 MB のメモリを指定した場合の約 2 倍となり、512 MB のメモリを指定した場合の約半分となります。詳細については、関数の設定に関するドキュメントをご覧ください。
メモリは 128 MB から 10,240 MB まで設定できます。
Lambdaは実行時間×メモリで料金が決定するので、メモリとCPUを増やして処理時間が大幅に減るのならコスト削減が狙えます。
Lambdaは関数単位でメモリやタイムアウトを設定できますので、特定関数のみメモリを増加することが可能です。
Lambdaのメモリ変更のやり方
それでは、Lambdaのメモリ変更のやり方です。
まず、Lambdaコンソールを開き、メモリを増加させたい関数を選択します。
関数画面が開いたら、設定→一般設定→編集の順にクリックします。
メモリのテキストボックスを編集して、保存を選択すれば完了です。
まとめ
今回は、AWS Lambdaのメモリを増やして処理時間を短くする方法についてご紹介しました。
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